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嘉悦 勲; 吉井 文男; 吉田 健三; 大久保 浩*; 西山 茂*; 阿部 修*
光学, 9(6), p.326 - 330, 1981/00
アクリルモノマーの過冷却状態での低温放射線重合を利用して有機ガラスの注形重合を行う技術を開発した。この方法によれば静歪計で光学歪のない製品が短時で得られることが判った。静歪計ではキャッチされない微小歪についてもトワイマン・マイケルソン型干渉計を使い調べ、低温重合物では微小歪の生成も少ないことが判った。このように光学歪が生成しにくいのは、低温過冷却状態ではモノマーの粘度がきわめて高くなること、重合中の容積収縮が少ないこと重合発熱による昇温が低い温度に抑えられることなどによるものである。 CR-39を中心とするモノマー組成やMMAを主成分とするモノマーもこの方法を適用しすぐれた光学素材が得られることを明らかにした。さらに、予備重合により流動性はないが、可塑性の残っているゲルシートを使い、連続的に線焦点フレネルレンズを製造する方法を放射線重合により開発した。